1級建築士設計製図課題 2010年 『小都市に建つ美術館』の研究
類似設計手法:博物館、郷土資料館、郷土伝承館、文化施設
美術館は過去20年間に1回出題されましたが、さらに古くは昭和55年の文化施設、
昭和50年の郷土資料館などが出題されています。美術館は、美術品の展示室というメ
イン機能の他に、講堂、喫茶室、工房などを併設します。また、高額な作品や歴史的に
貴重な作品を扱うことから、セキュリティやゾーニングが重要です。さらに、ゆったりとした
気持ちで美術品を鑑賞することから、景観の良い場所に建設されることが多く、試験では
景観を生かした設計内容も要求されてきました。構造上のスパンは、特に決まりがなけれ
ば7mを採用します。展示室の天井は高いので、それを階高で対応するか、2層の吹抜け
空間にするかに分かれ、構造上の問題を加味して決定することも求められます。展示室は
大空間が多いですが、必ずしも無柱空間とすることはないのも特徴の−つです。
オーム社 『エスキスプロセス スーパーテクニック』 7章より記事抜粋